おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ミッド(@mid_v_lab)です
毎年桜の季節がくると、せわしなく感じます。それは桜が開花して、さっと散ってしまうからでしょうね。
中学生のときの国語の授業でならった古今和歌集でも
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし~~
という歌が詠まれているように、昔の人も桜咲く!もうすぐ咲く!と心待ちにしていたことが分かります。昔も今も、人の心はあんまり変わっていないのでしょうね。
桜という花には、それだけ人を引き付ける魔力があります。
さて、そんな桜ですが、同時期にさっと咲いて、さっと散ってしまいます。
これは、日本にある桜のほとんどが「ソメイヨシノ」という品種だからです。
なぜソメイヨシノだと一緒の時期に咲くのか、そんなことに今日は思いを馳せたいと思います。
ソメイヨシノって何?
ソメイヨシノは、桜の品種の一つです。
実は桜の種類は、300~400種ほどの品種がありますが、みなさんが普段見かける桜は恐らくソメイヨシノです。
伊豆なんかでは、早咲きする河津桜が有名ですね。これはソメイヨシノではありません。
ソメイヨシノの起源は江戸時代にまで遡ります。
江戸時代の植木屋さんが作った品種である「ソメイヨシノ」が現代まで脈々と続いているということです。
桜が一斉に咲く理由
普段見かける桜は、ほとんど「ソメイヨシノ」と言っても過言ではありません。
気象庁が開花宣言の指標にしている桜も、58地点で48地点がソメイヨシノです。
このソメイヨシノは、自然交配できない「自家不和合性」という性質を持っており、自分自身で交配して増やすことができません。
そのため、現在存在しているソメイヨシノは、江戸時代に作られた品種を接木や差し木することで増やしているので、
すべて『同一の遺伝子』を持っています。
同一の遺伝子を持っているので、同一環境において同じような開花時期となる訳です。
これがもし、自然交配できる種であれば、少しずつ遺伝子も変わっていくので、早く咲くソメイヨシノもいれば、遅く咲くソメイヨシノもいて、長く楽しめるかもしれませんが
一斉に桜が咲き誇る光景はみれないので、悩ましいところですね(笑)
何年か前に撮影した桜の写真です。
うーん、綺麗。
ではでは