IT関連

情報セキュリティ10大脅威2021が決定【個人脅威TOP3を解説】

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ミッドです。

IPA(情報処理推進機構)が、今年度2021年の情報セキュリティ10大脅威を発表しました。

 情報セキュリティ10大脅威 2021(IPA参照)

IT企業でセキュリティを担当されている方は、よくご存じの資料かと思います。

この10大脅威、情報セキュリティ界の今年の時勢を示すものです。

企業のセキュリティ担当の方はもちろんですが、個人版の10大脅威もありますので、

今年のトレンドに目を通しておきましょう

2021年の10大脅威はこれだ!!(5位までを抜粋)

順位 個人 組織
1位 スマホ決済の不正利用 ランサムウェアによる被害
2位 フィッシングによる個人情報等の搾取 標的型攻撃による機密情報の搾取
3位 ネット上の誹謗・中傷・デマ テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
4位 メールやSMS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求 サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
5位 クレジットカード情報の不正利用 ビジネスメール詐称による金銭被害

本日は、みなさんに身近な「個人」の10大脅威のTOP3を解説します。

個人の脅威を解説

個人の10大脅威TOP3の解説です。

第1位 スマホ決済の不正利用

昨今、現金よりもスマホでの電子マネー支払い、PaypayなどのQR決済が大幅に増加しています。現金で支払うより、タッチ・スキャンするだけという手軽さ、ポイントが付くなどの還元される部分で大人気ですよね!

しかし手軽にという部分で、もしログインID・パスワードが漏れて、不正に使われてしまったら・・・

アプリ側に弱い部分(脆弱性)があり、意図しない利用方法がされてしまったら・・・

7payのスマホ決済による不正利用が記憶に新しいですが、
そうした脅威が2021年も十分狙われる可能性があるということです。

対策

  • スマホ決済で利用するID・Passは、必ず他で利用しているパスワードとは分けておきましょう。
  • 不正利用にすぐに気づけるように、ログイン履歴の確認や、利用時に通知できる機能があればONにしておきましょう。
  • 不正と思われる利用があれば、パスワード変更や窓口に問い合わせしましょう。

私は最近マネーフォワードというアプリで、お金の入手金を管理しているので、不正利用されたらすぐわかると思います。

 

第2位 フィッシングによる個人情報等の搾取

皆さんのところにも、「不在のため、荷物をお持ち帰りしました。再配達は下記からご連絡ください」みたいなメール・SMSを受け取ったことはありませんか?

金融機関や宅配便業者、大手ネットショッピングを騙って、メールに記載されたURLをアクセスさせ、事前に用意された本家サイトによく似たサイトから、クレジットカードなどの情報を抜き取る攻撃手法です。

数年前からよくある手法ですが、いまだに多いです。攻撃者は複数人に送付する手間は同じなので、数千人・数万人に送ってそのうちの1%でも情報をGETできればいいなくらいに思ってます。

あの手この手で通知内容・URLを変えて、みなさんのところにアクセスを促す巧みなメッセージを届けています。

対策

  • アクセス先のURLが正規のウェブサイトかを確認する。メールのURLリンクではなくて、検索サイトから飛べるウェブサイトで確認、金融機関・証券会社などのログインは事前にブックマークしたサイトからアクセスするなどを心掛ける。
  • クレジットカードやインターネットバンキングの利用を確認し、不正利用がないことを確認する。
  • もし、変なサイトに登録してしまったら、パスワードの変更やクレジットカードの利用停止、警察・国民センター・消費生活センターなどの相談する。

意外とクレジットカードの利用をきちんと確認されていない方、いらっしゃるのではないですか?日ごろから、きちんと自分で利用したものかを確認しておくことで、被害を最小限に防げます。

 

第3位 ネット上の誹謗・中傷・デマ

いわゆる炎上というやつですね。

個人が発信した誹謗中傷・デマが拡散して、ネット上で本人特定などになっていったり、まったく関係ない事件に自分が関係者だというデマで、風評被害を受けたりなどです。

特に最近はコロナ禍の外出抑止やストレスで、鬱憤の溜まった捌け口がSNSなどに来がちですので、SNS上にだす自分の意見が本当に問題のないものかを、考えてから投稿するようにしましょう。

対策

  • SNSに投稿するときは、第三者の視点でその投稿内容が問題ないかを確認する。
  • 真偽がはっきりしない情報をむやみに拡散しない
  • インターネット上に出た情報は、魚拓やスクリーンショットで残り続ける可能性を意識する。
  • デマなどの被害を受けたら、公的相談機関(※)へ相談する

※インターネット人権相談受付窓口(法務省人権擁護局) http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken113.html


いかがでしたでしょうか。

情報セキュリティの脅威と小難しいタイトルがついていますが、中身は身近にある詐欺やSNSなどへの注意でしたね。

個人版は去年と順位の前後がありますが、おおむね去年と同じでした。

組織版は3位に今までなかった「テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃」という新しい脅威が出てますので、企業のIT担当の方は2月下旬にIPAで脅威詳細が出たら目を通しておくといいでしょう。

ではでは

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