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IEのサポート終了が2022年6月15日までに終了。社内SEがやるべきことは?

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ミッド(@mid_v_lab)です

IE(InternetExplorer)が2022年6月15日にサポート終了となることが、突如MSから発表されました。

会社内でIEが標準ブラウザのところも、まだまだあるんじゃないかなと思います。

突然と言っても、元々IEのサポート終了は2025年10月まで(Windows10 HOME/PRO)と発表されていたので、「突然サポート期間が短くなった」という表現が正しいですかね。

Windows10のFUでChromium版Edgeがデフォルトになったり、M365でのIEサポートが終了になったり、MSのEdge押しが加速していた傾向だったので、ここでついにIEサポートも打ち切りか・・・という感じです。

今日は社内SEがIEサポート終了までにやらないといけないことについて解説します。

  • 次期ブラウザの選定(Chromium版Edgeがオススメ)
  • IEモードの検証
  • IEモードに入れるべきドメインの選定
  • IEの切り替え
ミッド
ミッド
ブラウザ変えるだけなんですけど、会社だと色々制約があってメンドクサイ。一つ一つクリアしていきましょう。

ではいってみましょう。

次期ブラウザの選定

あと1年ほどでIEのサポートが終了するので、次のブラウザを選定する必要があります。

大手のブラウザとしては、

  • Chromium版Edge(マイクロソフト)
  • GoogleChrome(Google)
  • Firefox(Mozilla)

の3つでしょうか。

オススメは、GoogleChromeか「Windowsに標準搭載されている」Chromium版Edgeです。

Chromium版Edgeは、ほぼほぼGoogleChromeです。

なので、導入の手間的なところを考えても、「Chromium版Edge」が会社内でIEに変わるブラウザとして利用をオススメします。後述のIEモードもありますし。

GoogleChromeとEdgeの両刀も、もちろんありだと思います。

その場合、PC端末の容量を消費する点と、ChromeとEdgeで別々にアップデートファイルをインターネットに取りに行き、インターネット帯域をひっ迫する恐れがありますので、

ブラウザの自動アップデートには注意が必要です。

Edgeであれば、WSUSからアップデートが投げられますので安心ですね。レジストリとかポリシーで自動アップデートも制御可能です。

IEモードの検証

Chromium版Edgeをオススメする理由として、IEモード」というIEでしか表示できないページとの互換表示設定が搭載されている点です。

IEモードで表示する設定を行ってあげると、対象のページはEdgeの皮を被ったIEでページを表示してくれます。

しかもこのIEモード、「少なくとも2029年まで」はマイクロソフトがサポートしてくれるので、2022年にIEのサポートは終了しますが、EdgeのIEモードを使えば実質2029年まではWEBページはEdge互換にしなくても大丈夫ということです。

IEモードの導入には、

  1. 個別にIEモードのポリシーを入れる
  2. ドメインコントローラーでポリシーを入れる

の2パターンあります。

まずは社内SEが自端末にIEモードを入れて、Edgeで正常に表示できないページを確認していく必要があります。

また、IEモードではXMLファイルのポリシーファイルを端末に読み込ませる必要があり、ポリシーファイルを作成するのに専用のソフトウェアが必要になりますので、準備が必要です。

  • (社内SE自身の)PC端末にIEモードのポリシー適用
  • ポリシーファイルを作成するソフトウェアの導入
  • IEモードにすべきドメインや挙動の確認

IEモードのポリシー適用に関しては、色々なサイトで説明していますし、後日に画像付きで手順でも掲載したいと思います。

IEモードに入れるべきドメインの選定

社内のページに関しては、各システムの担当者に協力を願い、どのページがEdgeに対応していないか、どれをIEモードにすべきかを調査する必要があります。

また、外部のページでもIEでしか開けないページがあるかもしれません。

その場合は社内のユーザに対して、Edgeで普段見るページを確認してもらい、IEモードにいれるべきドメインを確認します。

社内で申請フローを作れるグループウェアなどがあれば、申請受付にしてしまった方が効率的ですね。(あとで誰が申請したかを追えますし)

最初から漏れなくは無理だと思いますので、発見されたら追加していくくらいの気持ちでいた方が良いです。

Edgeの利便性をあげていく感じですね。

IEの切り替え

最後はIEの切り替えです。

2022年6月サポート終了なので、2021年中にはEdgeを標準のブラウザとして利用することを想定しておいた方が良いでしょう。

2022年中は細かいチューニングにするとして、ざっくり下記のようなスケ感かと。

  • 社内SEでのIEモードの導入・検証(2021年6月~7月)
  • 社内システム担当への調査依頼&IE切り替えスケジュール案内(2021年8月~9月)
  • IEモードの配布方法検討(2021年10月~11月)
  • IE切り替え(2021年12月)

結構大掛かりな対応になりますが、先ほども言った通り最初からすべてのページを完璧に設定できないので、見つかったら都度追加するくらいの気持ちで、まずはIEモードを搭載したEdgeを社内に配布することが重要です。

2022年6月までは最悪IEも使えますし、Edgeを利用したことのないユーザには早く触らせて慣れてもらう必要もあるので、あーだこーだ話あっているより、とっとと社内に配布して触ってもらうのが良いのかなと思います。


私が最初に触ったブラウザもIEでした。

本当に長い間、お疲れ様でした。最近は自宅のPCではEdgeかChromeを使っていますし、会社でもIEモードの先兵として、ほぼEdgeしか触っていないので、触れ合う機会は減りました。

ミッド
ミッド
これも時代の流れですかね。さらばIE。

IEモードの導入手順を作りたいと思います。

ではでは

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