IT関連

マイクロソフトが新しいアップデートプロセスを開始するらしい

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ミッド(@mid_v_lab)です

マイクロソフト様が、Windows11から新しいアップデートプロセスを開始するそうで、そのテストが始まったそうです。

Microsoftは以前より、「Windows」のコンポーネントをアップデートできるさまざまな手段を増やしてきた。同社は米国時間10月14日、その新たな手段となる「Update Stack Package」のテストを開始していると発表した。

引用元:「Windows」のアップデートプロセス改善、「Windows 11」新プレビューに「Update Stack Package」 – ZDNet Japan

その名も「Update Stack Package」!

とりあえず、一般の人も私も「( ゚д゚)ポカーン」って感じなので、マイクロソフトの提供するパッチの現在のプロセスと、アップデートプロセスが変わることでのメリットでも解説しようと思います。

※筆者の偏見や誤認識が含まれている可能性があります。予めご了承ください。

ミッド
ミッド
Windows10で大きくパッチ配布形式が変わって、容量が大きくなったけど分かりやすくなったのに、またひと昔前の状態に戻る感じですね。ロールバックなのか、アップデートなのか、楽しみですね。

 

現在のパッチ提供におけるプロセス

プロセスというと仰々しい感じですね。プロセス=スケジュールと言い換えても良いかもしれません。

マイクロソフトでは、現在WindowsOSへのパッチ提供として「月に2回」のパッチ提供を行っています。

  1. 第2週の火曜日(日本時間は水曜)のパッチチューズデイ
  2. 月末

パッチチューズデイに関しては、下記をご確認ください。

今月10月のWindows10を例にあげると、10月13日にパッチチューズデイで「累積更新プログラム」というパッチの詰め合わせが配信されています。

この「累積更新プログラム」には、

  • セキュリティ関連の修正
  • アプリケーション不具合の修正
  • 機能改善・追加

などが、「過去の更新含めてすべて」入っています。

Windows 8以前は、「8月のセキュリティパッチ」、「9月のセキュリティパッチ」、「10月のセキュリティパッチ」と別れて配布されており、すべて適用しないと駄目でしたが、

Windows10では9月の累積更新プログラムを適用していなくても、10月の累積更新プログラムに9月分の修正も含まれている(なんなら今までの修正すべてが含まれる)ので、常に最新のパッチを適用すればOKという分かりやすい構造です。

ミッド
ミッド
分かりやすいんですけど、パッチのサイズが大きくてね・・・

分かりやすい一方で、OSレベルからアプリレベルといった様々なパッチの詰め合わせになっていて、OSレベルの変更は「必ず再起動が発生」するため利用者側からすると、適用しづらいという状況でした。

また、あまり知られていませんがパッチチューズデイ後、次回のパッチチューズデイまでの間にバグが修正され、次回のパッチのテスト版のパッチが月末に配布されます。

「累積更新プログラム(プレビュー版)」というやつです。

2021年9月のものだと、30日にプレビュー版が発表されています。

プレビュー版はオプション扱いなので、ユーザがあえて適用しようと思わない限りは適用されませんし、特に不具合が発生していない場合は適用する必要はありません

パッチチューズデイでパッチ適用したら動作がおかしくなった!などが発生した場合は、プレビュー版あたりで修正される可能性は高いです。

世の中的に影響の大きい不具合や脆弱性が発見された場合は、パッチチューズデイおよび月末のプレビュー版を待たずして、緊急のパッチが配布されることがあります。

ミッド
ミッド
こんな感じで、現状は月に2回のパッチ配布となっています。

Windows11で変わる新しいプロセスのメリット

では、Windows11でどのように変わっていくか?という点ですが、

詳細は現在テスト中なので不明ですが、現在のプロセスのOSレベルからアプリレベルまでが一色淡になったパッチ適用を辞めて、個別のパッチを都度配布していき不具合に対する修正を早くしていくということだと記事から理解しました。

現在のEdgeブラウザの更新に近い感じになる気がします。

元々マイクロソフトの提供していた「Internet Explorer」の更新は、セキュリティパッチの一つとして配布されていましたが、

Edgeブラウザに変わり、Edgeブラウザの更新はブラウザの中で実施されるようになり、更新がある場合は「Edgeブラウザの再起動」が必要になります。

OSではなく、対象のアプリを再起動(落とし上げ)すればOKな方式です。

こんな感じで、アプリ毎に細かいパッチが配布されることで、

  • OSの再起動をすることなく(アプリの再起動は必要かも)
  • パッチ容量も小さく配布も楽になり
  • 不具合解消される期間が短くなる

可能性があります。

再起動しないと適用されないよ!というのは、システム運用している端末からすると、すぐに再起動できないので難しかったり、

修正パッチの容量が大きいと、マイクロソフトのサイトから落としてくるときに時間が掛かり、社内に配布するときもトラヒックが大きくなる可能性があり、

累積更新プログラムとしてギュッとひとまとめにするには、マイクロソフト側の開発チームも大変だったりするのでしょうね。

ミッド
ミッド
パッチを小出しすることで、得られるメリットはありそうです。

でもこの方式って、Windows 8以前でもやっていたプロセスなので、そうなってくると今度は細かい修正を全部適用しないといけないのか?という点が気になってきます。

ミッド
ミッド
パッチ管理がとても面倒くさそうです。

恐らくパッチチューズデイから次回のパッチチューズデイまでに出た細かいパッチは、次回のパッチチューズデイの累積更新プログラムに含めてくれるんだと思いますが、

この不具合に対する修正は、個別の「KBxxxxxx」が適用されているか、累積更新プログラムの「KBxxxxxx」が適用されていること、

なんて管理してられるかぁぁああ!という感じです。

私の中では最新のパッチが適用されているかどうかは、適用されているパッチを見るのではなくて、『ビルド番号を見るのが正解説があります。

WindowsOSちゃんはたまに噓つき(誤認識)なので、兎にも角にもビルド番号の確認です。

ユーザも管理者もマイクロソフトの開発側も、一番手間の少なくて済むいい方法を、どうぞよろしくお願いいたします。


マイクロソフトの方針?は割とコロコロ変わると思っているので、今度はどんなプランになるのか静観します。

私の中でWindows11は割と良い評価なので、良い感じのブラッシュアップをして欲しいですね。

ではでは

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