おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ミッド(@mid_v_lab)です
ポケットモンスタースカーレットクリアしました!
サブロムのポケットモンスターバイオレットもクリアしました!!
パルデア図鑑400匹も1種1匹揃えて賞状もらいました~!!!
ポケットモンスタースカーレット・バイオレット ~完~
・・・
とならないのが、ポケモンの良いところですね。
これでようやくスタートラインです。
本記事では、ポケモンの「育成(ブリーディング)」について解説します。
第9世代のスカーレット・バイオレットでは育成環境が整いすぎていて、過去作の厳選の仕様を知っている身としては、まさに至れりつくせりの状況。
初心者も仕組みさえ知れば、あっという間に上位トレーナーが使うようなポケモンを用意することが可能です。本当に簡単!
キミもアニポケのサトシのように、マスターランクのポケモンを揃えよう!
(尚、育成力と戦闘力は一致しませんので、悪しからず。)
第9世代ポケモンスカーレット・バイオレットで初めてポケモンを育成する人のために、
- 覚えるべき3値(種族値、個体値、努力値)
- 個体値の上げ方
- 努力値の振り方
- せいかくについて
- とくせいについて(通常特性、夢特性)
- タマゴ厳選について(タマゴ技、横遺伝)
について解説していきます。
単語だけ見ると非常に難しそうですが、一つずつ順番に解説していきますので、最後までご覧ください。
せっかちな人のための、簡易育成手順です。
- ポケモンの育成方針を考えます
- 育成したいポケモンを捕獲します
- 欲しい「とくせい」でなければタマゴ厳選orカプセル・パッチで変更します
- 構成にあった「せいかく」にミントで変更します(タマゴ厳選も可)
- 構成にあった「努力値」をタウリン等で振ります(ASぶっぱ等)(野生ポケモンを倒すでも可)
- Lvを50以上にして、すごいとっくんで「個体値」をMAX(31(V))にします。
- 戦闘用の技を揃え、必要に応じて「ポイントアップ」でPPをあげます
- ①~⑦を繰り返し、バトルメンバーを揃えます
- ポケモンバトルへGO!!
※ポケモンの育成方針については、対戦考察Wiki的なポケモンの型を紹介しているサイトや、PokemonHOMEで確認できる高レートのトレーナーの構成を真似するなどがオススメです。
具体的な手順は、本記事の最後に紹介します。
覚えるべき3値(種族値、個体値、努力値)
まずは、育成する上で覚えておいた方が良い概念をご紹介します。
- 種族値(しゅぞくち)
- 個体値(こたいち)
- 努力値(どりょくち)
俗に3値(さんち)と呼ばれる値です。
種族値
種族値は、人間で言うところのDNAのようなものです。
ヒトはヒト、イヌはイヌ、ヒトカゲはヒトカゲ!のように、種族(ポケモン)で決まっている値になります。
実際にピカチュウの種族値を見てみると、
ピカチュウ
- HP:35
- こうげき:55
- ぼうぎょ:40
- とくこう:50
- とくぼう:50
- すばやさ:90
という値になります。
これはピカチュウを100匹捕まえても、1000匹捕まえても同じ値です。
種族値は、「ポケモン固定」ということを覚えておきましょう。
パラメータの値が高ければ高いほど、高いステータス値になります。HP~すばやさまでの6つの値をすべて足しと600になるポケモンを、600族と呼んでいます。
カイリューやバンギラス、ガブリアスといった各世代のエースポケモン達ですね。
カイリューの種族値を見てみると、
カイリュー
- HP:91
- こうげき:134
- ぼうぎょ:95
- とくこう:100
- とくぼう:100
- すばやさ:80
となっており、すばやさ以外はピカチュウに圧勝しています。
逆にいうとすばやさはピカチュウの方が高いので、この強みを伸ばしてなんやかんやすれば、ピカチュウでもカイリューに勝てる可能性があります。
※アニメのカウンターシールドとかの特殊効果を発動できれば、ジャイアントキリングもしやすいのに・・・
とはいえ、ポケモンの強さはある程度種族値に影響されると覚えておきましょう。
個体値
個体値は、ポケモンの「個体」で決まっている値です。
同じ日本人でも、足の速い人、力の強い人など、生まれつきの才能を持っている感じです。
同じピカチュウでも、
- こうげきのたかいピカチュウ
- すばやさのたかいピカチュウ
- ぼうぎょがたかいピカチュウ
など、個性は出てきます。
とある野生のピカチュウAとピカチュウBの個体値を見てみると、
ピカチュウA
- HP:31
- こうげき:0
- ぼうぎょ:12
- とくこう:31
- とくぼう:18
- すばやさ:31
ピカチュウB
- HP:31
- こうげき:31
- ぼうぎょ:31
- とくこう:0
- とくぼう:12
- すばやさ:0
となります。
個体値はHP~すばやさまでの値で、それぞれ「0~31」の値で表現されます。
31は、32進数で表すと「V(※)」となるので、最高の個体値を持っているポケモンをV持ちポケモンと表現することもあります。(ピカチュウAもBも、3Vのピカチュウとなります)
※0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUV(左の0から数えてVが32番目で最高値)
よく聞く6Vメタモンとは、HP~すばやさまで最高の個体値を持っていることになります。
過去作では後述のタマゴ厳選時において、Vを多く持つメタモンを複数保持しておくことで、育成の手間を減らせましたが、今作では厳選環境の整備により必須ではなくなりました。
★6レイドでは出現するポケモンが5V確定となるので、そこでメタモンを捕獲すれば5V以上のメタモンの入手は容易です。
尚、野生でまったく同じ個体値、せいかくのポケモンと遭遇する確率は、
32×32×32×32×32×32×25=26843545600で、およそ270億分の1の確率です。
まさに出会ったポケモンは、あなただけのポケモンと言えるのではないでしょうか。
個体値は、ポケモンの「生まれ持った才能」と覚えておきましょう。
努力値
努力値は、バトルによって後天的に高められる能力のことです。
たとえば、コイキングを1匹倒すと、(ゲーム上表示されませんが)すばやさの努力値が1もらえます。
ざっくり言うと努力値の仕組みを教えると、
努力値は4貯めると、Lv100時にステータスに1反映される
仕組みになっています。
- HP~すばやさの各1つの項目につき最大252まで
- 6か所合計で510まで
努力値を振ることができます。
つまり、コイキングを252体倒せば、すばやさの努力値を最大振ることが可能で、1つのパラメータに最大まで振ることを「極振り」と呼んだりします。(努力値を全く振らない0の状態を「無振り」と呼んだりもします)
同じ個体値のピカチュウでも、
- HPとこうげきに努力値をふったピカチュウ
- とくこうとすばやさに努力値を振ったピカチュウ
では、Lv50でどんなステータス差になるか見てみましょう。
ピカチュウ6VまじめLv50(HPとこうげきに努力値を振る)
- HP:142(無振りの状態より32高い)
- こうげき:107(無振りの状態より32高い)
- ぼうぎょ:60
- とくこう:70
- とくぼう:70
- すばやさ:110
ピカチュウ6VまじめLv50(とくこうとすばやさに努力値を振る)
- HP:110
- こうげき:75
- ぼうぎょ:60
- とくこう:102(無振りの状態より32高い)
- とくぼう:70
- すばやさ:142(無振りの状態より32高い)
振ったパラメータが、振っていないパラメータと比較して高くなっていることが分かりますね。(追加されたパラメータはLv50なので、252÷4÷2で32になっています)
努力値は、「ポケモンが努力した結晶」と覚えておきましょう。
このようにおなじ個体値のポケモンでも、努力値を振るパラメータによってトレーナー独自の持ち味を出すことが可能です。
これがポケモン育成のだいご味ですね!
このほかに、後述の「せいかく」や「もちもの」なども考えると、まさにポケモン1体1体に無限大の可能性があることが分かるでしょう。
では、具体的にポケモンを強く育てていく方法を解説していきます。
個体値の上げ方
個体値は、先ほど述べたとおり、ポケモンの生まれ持った才能のため、後天的に上げたり、下げたりすることはできません。
前作までは個体値を上げる方法として、
- Lv100にあげる
- きんのおうかん、ぎんのおうかんを入手する
- すごいとっくんを受ける
という手順を経て、個体値をMAX(V)にすることが可能でした。
でも、Lv100まで育成するのは結構手間だし、おうかんもそこまで気楽に入手できるアイテムではなかったので、タマゴ厳選する方が遥かに楽でした。
しか~し、今作スカーレット・バイオレットでは、
- すごいとっくんを受けられるレベルがLv50まで緩和
- アイテムの「ぎんのおうかん」が2万円で店売りされている
ということもあって、すごいとっくんの恩恵を受けやすくなりました。
すごいぞ!「すごいとっくん」
ちなみに、すごいとっくんはフリッジタウンのポケモンセンター裏にいるユキノオーを連れた「すごいとっくんおじさん」で受けることができます。
逆に「個体値を下げたい」というのは現状できないので、野生で個体値の低いポケモンを捕獲してくるか、タマゴ厳選で低い個体値を遺伝させてくる必要があります。
俗にいう逆V(0)ってやつですね。
すごいとっくんを行うと、メインストーリークリア後に解放されるジャッジ機能で確認すると、「きたえた!」という表記になり、個体値がMAXの31(V)になっています。
努力値の振り方
努力値は、前述でも例に出しましたが、ポケモンとの戦闘を得ると入手する仕組みになっています。
- 野生のポケモンの戦闘に勝つ
- 野生のポケモンを捕獲する
- トレーナーバトルでポケモンに勝つ
といったタイミングで、パーティ内のすべてのポケモンに経験値とともに分配されます。
つまり努力値を振る際は、余計な戦闘や捕獲は絶対にNGということです。
- レッツゴーでのバトル
- 瀕死状態になっているポケモン
- ボックスにいるポケモン
には、努力値は振られませんので、もし努力値を振っている最中に色違いポケモンに遭遇した!などの場合は、冷静に育成中のポケモンをボックスにしまうなどの対応を行いましょう!
誤って努力値を与えてしまった場合でも努力値をさげるきのみを使えば、余計な部分の努力値入手を無かったことにすることも可能です。
野生のポケモンとの戦闘で努力値を振る場合には、
- HP:グルトン(1) or ラッキー(2)
- こうげき:ケンタロス(2) or ヒメグマ(1)
- ぼうぎょ:ドーミラー(1) or コジオ(1) or コフキムシ(1)
- とくこう:コダック(1)
- とくぼう:ハネッコ(1)
- すばやさ:ヤヤコマ(1)
※カッコ内の数字は貰える努力値の値
あたりが、野生でも群れをなしていたりするので、オススメです。
努力値を振る際には、パワー〇〇という道具を持たせると対応するパラメータの努力値を+8してくれます。テーブルシティのデリバリーポーチで購入できます。
パワーウエイトを育成するポケモンに持たせグルトンを1体倒すと、
グルトンのHPの努力値1+パワーウエイトの追加分HPの努力値+8=9
となり、1回の戦闘でHPの努力値を9入手できます。
極振りする場合は、252÷9=28となり、28匹グルトンを倒せばHPへの努力値振りは完了です。
※過去作ではポケルスやパワー系の仕様を知らず、252匹倒していたこともあります。スカーレット・バイオレットではポケルスは現時点で発見されていません。
戦闘で努力値を振るのが面倒な人は、お金は掛かりますがドーピング剤(タウリンなど)をポケモンに利用することで、あっという間に努力値振りを行うことが可能です。
ドーピング剤1つにつき、努力値10手に入りますので、1か所極振りするには26個のドーピング剤が必要です。
努力値を10上げる | 努力値を10下げる | |
HP | マックスアップ | ザロクのみ |
こうげき | タウリン | ネコブのみ |
ぼうぎょ | ブロムヘキシン | タポルのみ |
とくこう | リゾチウム | ロメのみ |
とくぼう | キトサン | ウブのみ |
すばやさ | インドメタシン | マトマのみ |
努力値を上げるドーピング剤はお店で購入でき、テーブルシティのラッキーズで1つ1万円で購入可能です。
努力値を下げるきのみは、フィールドで落ちているのを拾うか、マリナードタウンの競りに出ていることがあります。
このほかに、努力値を1あげてくれるハネというアイテムもあり、オージャの湖で拾うことができますので、ドーピング剤25+ハネ2という感じで調整するのもアリです。(お金がかかりますので!)
せいかくについて
ここまで個体値の上げ方、努力値の振り方と説明してきましたが、ポケモンの「せいかく」というのも、実は非常に大事な要素の1つです。
なぜなら、せいかくによって、得意なパラメータが1.1倍され、不得意なパラメータが0.9倍されるからです。
先ほどの6Vピカチュウで、攻撃が1.1倍、特攻が0.9倍されるせいかく(赤字)と、攻撃が0.9倍、特攻が1.1倍されるせいかく(青字)で比較してみると
ピカチュウ6VLv50(HPとこうげきに努力値を振る)
- HP:142
- こうげき:107(117)(96)
- ぼうぎょ:60
- とくこう:70(63)(77)
- とくぼう:70
- すばやさ:110
せっかくこうげきに努力値を振って、物理攻撃でバトルに挑みたいのに攻撃に下方修正の入るせいかくだった場合、情報修正が入るせいかくだった時と比較して、
21もパラメータに差が出ることが分かります。(117-96)
物理攻撃を主体に戦いたいのに、こうげきを下げるせいかくを選ぶのは、
ありえーる?ありえな~い!
ということです。(とくこうが上がるせいかくなら、特殊攻撃技の構成を考えましょう)
せいかく補正の掛かる一覧を下記に記載します。
こうげき↓ | ぼうぎょ↓ | とくこう↓ | とくぼう↓ | すばやさ↓ | |
こうげき↑ | ー | さみしがり | いじっぱり | やんちゃ | ゆうかん |
ぼうぎょ↑ | ずぶとい | ー | わんぱく | のうてんき | のんき |
とくこう↑ | ひかえめ | おっとり | ー | うっかりや | れいせい |
とくぼう↑ | おだやか | おとなしい | しんちょう | ー | なまいき |
すばやさ↑ | おくびょう | せっかち | ようき | むじゃき | ー |
先ほどのピカチュウの赤字は「いじっぱり(こうげき1.1倍、とくこう0.9倍)」で、
青字は「ひかえめ(こうげき0.9倍、とくこう1.1倍)」ということになります。
スカーレット・バイオレットでは、せいかくによるパラメータ補正を変更する「ミント」がお店で売られるようになり、育成時点で気にすることも減りました。
ミントはテーブルシティのラッキーズで1つ2万円で購入可能です。
育成時の優先度は下がりましたが、確実に抑えておかないといけないもの、
それが「せいかく」です。
過去作ではミントというものがそもそもなかったり、剣盾での入手方法もフィールド拾ったり、バトルポイントを貯めて交換したりと容易に使えるものではありませんでしたので、
今作のミント店売りは育成環境の革命とも言えますね。
とくせいについて(通常特性、夢特性)
個体値、努力値、せいかくと揃えてきて、もうひと踏ん張りです。
ポケモンの「とくせい」も必ず押さえておいてください。
例えば、ピカチュウには下記2つのとくせいがあります。
- せいでんき
- ひらいしん
の2つです。
ここで読者の人の中には、こういう方がいるかもしれません。
「ピカチュウ?せいでんきのとくせいしか持ってないけど??」
じつはとくせいには2種存在します。
- 通常とくせい
- 夢とくせい(隠れとくせい)
です。
夢とくせいは、公式には隠れとくせいが正しいと思いますが、ポケモンドリームワールド(PDW)で初めて実装されたとくせいだったため、夢とくせいとも呼ばれます。
私はPDW自体からの育成者ですので、これ以降は夢とくせいで通します。
先ほどのピカチュウのとくせいは、
- せいでんき(通常とくせい)
- ひらいしん(夢とくせい)
となります。野生のピカチュウを100匹捕獲すると、100匹が「せいでんき」の通常とくせいを持っています。
野生のポケモンは通常とくせいしか持っていないのです!
スカーレット・バイオレットで夢とくせいのポケモンを入手する手段は、
- テラレイドバトルで捕獲したポケモンが低確率で夢とくせい
- とくせいパッチを使う(通常とくせいから夢とくせいに変更)
という2種類になります。
とくせいパッチは店売りされていないので、夢とくせいのポケモンを入手するにはテラレイドバトルをとにかく頑張れる感じですね。
夢とくせいのポケモンを持っている友達から、タマゴ孵化で夢とくせいのポケモンをもらって、育成するなども方法の1つです。
いずれにせよ、夢とくせいのポケモンGETしないと入手は困難ということです。
夢とくせいの中には非常に強力なとくせいが多いです。
たとえば、ランキングバトルシーズン1の使用率No1だったカイリューの夢とくせいは
マルチスケイル(HPが最大の時、受けるダメージを半分にする)
です。とても強いとくせいですね。
カイリューの通常とくせいが
せいしんりょく(とくせい「いかく」の効果をうけず、技の追加効果でひるまない)
ですので、マルチスケイルの方が使いやすそうですよね。
※もちろん、トゲキッスという運ゲーポケモンにひるませ続けられる恐怖を味わった方なら、せいしんりょくを選択するという英断をすることもあるかと。
このように、最終的に採用するとくせいを考えておかないと、通常⇔夢のとくせい変更は今作でも少し難易度が高いため、注意が必要です。
尚、通常とくせいを複数もつポケモンもおり、ニャースであれば
- ものひろい(通常1)
- テクニシャン(通常2)
- きんちょうかん(夢)
というとくせいを持っており、通常1と通常2のとくせい変更は店売りされている、「とくせいカプセル」を利用すると変更可能です。
テーブルシティのラッキーズで1つ10万円で購入可能です。
とくせいパッチは★6レイドのクリア報酬で手に入るのですが、
そもそも★6レイドがソロ攻略の難易度が高いうえに入手確率もめっちゃ低いので、
周りにフレンドのいる方は、お互いに被らないように夢とくせいに変更して、タマゴ孵化で分け与えるなども考えてください。
とくせいパッチで変更したとくせいはタマゴ孵化で遺伝しますが、
すごいとっくんでの個体値上昇、ミントによるせいかく変更はタマゴ孵化で遺伝しません
ので、ご注意ください。
タマゴ厳選について(タマゴ技、横遺伝)
最後にタマゴ厳選パートです。ここでは育成に必要なノウハウだけを記載します。
(タマゴ厳選についてはほぼ不要となったので、別記事にしたいと思います)
育成で必要なタマゴ厳選のノウハウとして、「タマゴ技」というものがあります。
これはLvで覚えられる技の一覧にない技を、ポケモンに覚えさせることができるものです。
たとえばピカチュウは「ねこだまし」をLvアップで覚えませんが、ねこだましを覚えたポケモン♂とピカチュウ♀でタマゴを作ると、
「ねこだまし」を覚えたピチューが生まれます。
このように、タマゴ孵化によって覚える特別な技を「タマゴ技」と呼んでいます。
このタマゴ技、取り返しのつかない要素だったので、前作までは
- 欲しいタマゴ技を持っているポケモンとタマゴ孵化
- ①のポケモンから欲しいせいかくのポケモンを厳選
- ②のポケモンから欲しいとくせいのポケモンを厳選
- ③のポケモンの個体値を調べて、理想個体か調査
- ④で満足できれば終わり、満足できなければ③を切り返す
という工程が必要でした。(持っているポケモンにより順序は多少前後します)
欲しいとくせい、欲しいせいかく、5Vのポケモンが誕生しても、
やっべ、タマゴ技忘れてた……
となると目も当てられません。最初からやり直しです。
スカーレット・バイオレットでは、このタマゴ技を「横遺伝」と呼ばれる方法で後付けできるようになりました。
カラフシティのデリバードポートで購入できる「ものまねハーブ」を使います。
1つ3万円で、ミントやドーピング剤と違って消費しないので、エコです。
先ほどのピカチュウを例にとると、
- ピカチュウにものまねハーブを持たせ、技を1つ減らします。
- ねこだましを覚えたポケモンを用意します(ここではニャースとします)
- ピカチュウとニャースを手持ち入れます
- ピクニックします
- すぐにピクニックを止めます(タマゴと違い、時間経過は必要なし)
- ものまねハーブを持たせたピカチュウがねこだましを覚えます
簡単ですね。
尚、注意として、Lvで覚える技は横遺伝させることができません。
有名なのが、キノココの「きのこのほうし」です。
キノココがLv40できのこのほうしを覚えますが、キノガッサはきのこのほうしを覚えません。また、きのこのほうしはタマゴ技でもないので、今回の横遺伝は利用できません。
つまり、
- きのこのほうしを覚えさせない状態で進化したキノガッサ
- 覚えているきのこのほうしを忘れてしまったキノガッサ
は、二度ときのこのほうしを使えなくなります。。。
キノココ~~
一体なぜこんなことに・・・
テラスタルもあるぞ!
スカーレット・バイオレットでは、テラスタイプというのも追加されました。
このタイプもバトルには非常に重要な要素になりますが、そもそも厳選という点では不可能ですので、ここで軽く触れるだけにしておきます。
テラスタイプの厳選方法?として
- テラレイドバトルでお目当てのポケモンのお目当てのテラスタイプを探す
くらいしかないので、レイドバトルで手に入るテラスピースを50個集めて、チャンプルタウンの宝食堂で変更するしかないでしょう。
具体的な育成手順!
最後に具体的な育成手順をお教えして終わりたいと思います。
あくまで一例です。何度か育成をしていくと自分なりのやり方が出てくると思いますので、自分のやりやすい方法を模索してみてください。
今回は以前友人に育成を頼まれたカイリューを例にご紹介します。
- せいかく:いじっぱり
- とくせい:マルチスケイル
- テラスタイプ:ノーマル
- 技1:しんそく
- 技2:げきりん
- 技3:じしん
- 技4:けたぐり
- 個体値:HABDSがVの5V。Cは指定なし
- 努力値:H36、A252、B4、D100、S118
まず一番に確認したのが、夢とくせいのカイリュー系統を持っているか?でした。
ボックスの中を確認したところ、テラレイドバトルで捕獲した夢とくせいのカイリューがいたので、OKでした。
→いない場合は、テラレイドバトルで捕獲するか、とくせいパッチを利用して夢とくせいのカイリュー系統を用意します
続いて技の中でタマゴ技などの特殊なものがあるかを確認します。
- しんそく(基本)
- げきりん(Lv)
- じしん(技マシン)
- けたぐり(技マシン)
となっており、こちらも問題なし。
→もし考慮の必要な技があれば、横遺伝可能か?できなければどの時点で覚えさせるかを考えます。
せいかくについてはいじっぱりではなかったですが、ミントを嗅がせれば能力変化は変更できるので、特に問題なし。
→ミントを使わず、素のせいかくを粘る場合は、タマゴ孵化で厳選します。
ということで、今回は幸運にも捕獲した夢とくせいのカイリューがそのまま利用できそうだったので、このカイリューを育成していきます。
- まず、とくせいをミントで変更します。(2万円)
- 努力値をドーピング剤とハネで調整します。(49万円)
- 必要に応じてレベルを上げます。
- 技マシンなどを使って、技を調整します。
- しんそくなどのPPが低い技のポイントをあげます。(6万円)
- すごいとっくんを行い、5Vにします。(10万円※)
- テラスタイプをノーマルに変更します
- 完成!
※レイドバトルで捕獲したので、V持ちのカイリューだったと記憶してますが、覚えていなかったので、5V分の費用で換算。
使った費用は67万円でした。これにとくせいカプセルによるとくせい変更があると、+10万で77万円で1体の無補正のポケモンが作成できる感じです。
育成時間は、確認時間含めても30分くらいですね。
努力値部分は費用も大きいので、私としては育成するポケモンを複数用意した状態で、野生のポケモンで振った方が手っ取り早く感じます。
お金さえあればすべて解決しますが(笑)
これを6体となると大変だな~と思うかもしれませんが、お金で解決できるという面では難易度はグッと下がっています。
(以前は取り返しがつかない要素が多く、1体の理想個体厳選に最低1週間はかかっていました)
また★6レイドで5V、★5で4V、★4で3Vと、高個体値のポケモンも入手しやすくなっているので、厳選のレベルも下がっている感じです。
最初はなかなか大変だと思うかもしれませんが、ここまで読み進めたトレーナーはポケモンを育成する上での最低限の知識を得ることができたでしょう。
あとは、好きなポケモンを好きなように育成してください。
つよいポケモン、よわいポケモン、そんなの人の勝手。
本当につよいトレーナーなら、好きなポケモンでかてるように頑張るべき。
ポケモン金銀四天王のカリン様の名言で締めさせていただきます。
ポケモンの「育成」に目覚めてから、はや幾星霜。
第3世代のルビー・サファイアで、113番道路でとくこうの努力値振りでパッチール乱獲中に、色違いパッチールに出会うなどドラマも色々ありました。(タマゴ割り始めたら、いきなり色違い生まれるとかもありましたね)
そういう意味では、育成の過程でのドラマティックな出会いはなくなったのは少し寂しい感じがします。そのうち国際孵化もまたやりたいですね。
ではでは