おはようございます。こんばんは。こんばんは。
ミッドです。
先日ポケモンGOの説明をしたときに、位置情報ゲームとGPSが切っても切り離せない関係だなと思い、このGPSの概要について説明したいと思います。普段何気なく利用していますが、結構すごい技術です。
GPSとは何かを理解する
GPSとは
GPSとは、Global Positioning System(全地球測位システム)の略称です。全地球測位!?なんか凄そうな名前ですよね。これは、地球の衛星上浮かんでいる人工衛星からの情報を受け取り、位置を特定しているからなんです。「GPSの位置情報=人工衛星から導かれた位置情報」ということですね。
GPSの仕組み
技術的な内容は割愛しますが、人口衛星から得た情報を基に位置を特定しています。この時に、人工衛星1つからの情報では精度が低すぎるため、4~8つ程度の人工衛星からの情報を基に位置情報を特定します。
例えば、自分が見晴らしのいい広大な大地に立っていると想像してください。自分の立っている場所から、北に富士山が見えるとすると、自分の位置は富士山から南側にいると分かります(1つの情報)。しかしこの1つの情報だと、富士山から南にどれくらい離れているかわからないので、右側にスカイツリーがどの方向に見えるか、左側には何が見えるかなど、情報を増やしていくと、限りなく自分のいる位置を正確に計測できるというわけです。
山などに登ったことがある人は、見晴らしの良い地点で地図上で2点の目標物の交点から、自分の位置がわかることが、なんとなく理解できると思います。これを地球を飛び越え、宇宙から私たちの位置を算出してくれるのが、人工衛星からの情報であり、その情報を受信して位置情報にしてくれるGPSというわけですね。
GPSに利用する人工衛星は、基本的にアメリカの上げた人工衛星を利用しています。しかし、多くの人工衛星からの情報を得ることで精度がますので、日本国内のGPS精度を上げるために、日本独自で「みちびき」という人工衛星を打ち上げています。2020年現在、4機体制となっていますが、2021年度には2010年に打ち上げられた初号機の後継機が打ち上げが予定されていて、2023年度には3基の打ち上げが実施され、2024年度からは7機体制になりますので、ますますGPSの活用が加速していく気がしますね!GPSを使ったどんなサービスが増えていくか、要チェックですね。
電波がなくても使えるGPS
最後に、ここまで読んでくれた読者の皆なら、「GPS=携帯電波」ではないと理解してくれたと思うが、良く勘違いしている方もいます。携帯電波(各携帯電話基地局からの情報)もGPSの精度を上げるために利用していることは間違いありませんが、携帯電話の電波がなくても(アンテナが立たなくても)、GPSは機能します。
そのため、電波の入らない山の中に行っても、「事前に」山の地図データをスマホ・携帯電話内に保存しておくことで、GPSにより自分の位置を確認することができます。地図データはGPSでない、データ受信なので電波がないと受信できないので、必ず電波のある場所でダウンロードしておいてくださいね。
最近は優秀な山用の地図アプリがいくつもあるので、好きなものを使うといいと思います。私は「YAMAP」というアプリを利用しています。自分の歩いた距離、時間、高低差などを自動で計測してくれるので、便利です。以前富士山に行ったときに、0合目から登ったのですが、高低差の波形が富士山の形になって、ちょっと感動しました。
まとめ
GPSは人工衛星からの情報を基に算出された位置情報です。電波が無くても使えます!
日本ではみちびきというGPS補助のための衛星を打ち上げています。
スマホのバッテリーを食うのでGPSは常時OFFだぜ!って人もいると思いますが、地図アプリと連動すると本当に便利なので、一度ONにしてその技術を体験してみてくださいね。不要な時はもちろんバッテリー面でも、セキュリティ面でもOFFです(笑)
ではでは