おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ミッド(@mid_v_lab)です
今日はWindowOSのパーティションについて説明します。
皆さんのパソコンにも、CドライブとかDドライブってありますよね?これはパーティションで区切られた『HDD領域』です。なぜパーティションを区切ったほうがいいのか、ご説明します。
基本的には、CドライブもDドライブも、1つのHDD上にあります。
HDDのパーティションとは
物理的に1つのHDDを、論理的に複数の領域に分ける(区分けする)ことを、パーティションを分けると言います。(複数のHDDを論理的に1つのHDDとするのが、RAIDと呼ばれるものです)
しゃぶしゃぶ温野菜に行くと、一つの鍋で仕切りを使って、2種類のスープでしゃぶしゃぶできると思いますが、あんなイメージです。
パーティションを分けるメリット
パーティションを分けることにより、論理的な領域が分かれるので、下記のような利点があります。
- 他パーティションで発生した障害の影響を受けない
- システム領域とデータ領域を分けることで、バックアップしやすくなる
- システム領域の障害時に、リカバリでデータ領域のデータが消えない
論理的に別領域としているので、Cドライブで何かしらの障害があっても、Dドライブには影響を受けません。
そのため、全部Cドライブで使っている場合は、Cドライブで何か起こるとすべてのデータが損失しますが、パーティションを分けているとDドライブは救える可能性があります。
例え方悪いですけど、同じ土地に2つ建物あって、1つが火事で燃えても、もう1つは火事から免れる可能性がある感じです。
バックアップソフトなどで、システム領域のバックアップ、もしくはデータ領域のバックアップを行う際に、パーティションを分けておくことで最小限のサイズでバックアップできるのも利点の一つです。
例えばCドライブのバックアップをDドライブに、DドライブのバックアップをCドライブにと、たすき掛けにしておくことで、安全性が高くなります。(物理的に死んだらOUTなので、バックアップは別のHDDに保存しておく方が良いです)
OSのシステムが入っているCドライブが死んだ場合、上書きでOSを入れ直す際にCドライブ全体が初期化されます。
OS再インストールの際にパーティションを分けておけば、データ領域のDドライブは初期化されません。
複数の銀行にお金を預けておけば、一つの銀行が倒産しても、他の銀行のお金は守れるみたいな感じです。
パーティションを分けるデメリット
HDD自体の容量が少な過ぎると分ける意味がほとんど無くなってくる上に、あとで変更することが困難なのがデメリットかと思います。
Windowのシステム領域は50GB~100GBほど見込んでおき、+追加で導入するアプリケーションの容量があるので、200GBほどはシステム領域であるCドライブにしておきたいところです。
HDD自体が200GBより小さいなら、パーティションを分ける意味合いはほとんどなくなってきます。
100GB+100GBで分けても良いですが、Cドライブが足りなくなったときに、Dドライブの容量をCドライブに移すには、Dドライブの中身をすべて消す必要があるので、使い勝手が良くないです。
通常パソコンを購入すると500GBくらいのHDDがついてくるかと思いますので、Cドライブ200GB+Dドライブ300GBくらいでパーティションを分けておくと良いと思います。
まとめ
パーティションを分けることにより、他ドライブの障害からデータを守ることができる可能性がありますので、HDD容量に余裕があれば、是非パーティションを分けることを頭に入れておいてください。
私もパーティションを分ける?意味あるの?と最初思っていましたが、パーティションを分けたことにより、救われたデータがありますので、結構効果を体感しています。
サーバとかではログファイルなど、定期的に出力されるデータで容量を使いつぶし、システム自体が止まるということを防ぐために、システム領域とログ領域を分けておくなども重要ですね。
ではでは