雑記

ウイルスと細菌の違い

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ミッドです。

今日はウイルスと細菌の違いについて、説明したいと思います。新型コロナウイルスの登場により、今注目を受けているウイルス。目には見えないウイルスと細菌は似ていますが、実は全然ちがう生物(?)です。持っていても役に立たない基礎知識。知ってると、今後のためになるかもしれない、そんな知識です。

生物の定義

細菌とかウイルスの話をする前に、生物の定義をしておきます。一般的に生物とは、下記の特徴を有するものを生物として分類しています。

  1. 外界と膜で仕切られている
  2. 代謝を行う
  3. 自分の複製を行う

全く分からないですね(笑)

簡単に説明します。ヒトで言うと、私たちの体は細胞でできています。細胞=スライムみたいなものと想像してもらうと分かりやすいかもしれません。スライムが多数くっつくと、キングスライムになるように、ヒトも多数の細胞が合わさり、ヒトとして構成されます。その数は約37兆個。そして、1つ1つの細胞は、自身を覆う細胞膜を持っています。膜で覆う利点として、外界の環境の影響を少なくし、内部で化学反応を起こしやすい環境にしてあげます。これが一つ目の特徴です。

あと二つの特徴は、エネルギーを生み出すことと、細胞分裂などで自身を増やすことで、これら3つができると生物として分類されます。石は①は満たしますが、②③は満たしませんよね?そのため、石は生物ではありません。

ウイルスと細菌の違い

ウイルスと細菌の違いとして、まず大きさが全然ちがいます。菌の大きさは1μm(マイクロメーター)ですが、ウイルスは20nm(ナノメーター)ほどです。1μm=1000nmですので、ウイルスは細菌の50分の1ほどです。

次いで構造です。ウイルスは自身の情報を保持するDNAとDNAを保護する膜のみの構造です。細菌は、細胞を覆う細胞膜、核(DNAの凝集体)、鞭毛や線毛などの動くための機能も有しています。

ウイルスは小さく最低限の構成で、細菌はそこそこ大きく自身が一つの生命体として機能するための構成を持っています。

ウイルスは生物か?

ウイルスも細胞も人体に入り込むと増殖し、様々な悪影響を与える意味では同じ生物のように見えます。しかし、ウイルスは最初の生物の定義に当てはめると、生物として分類できない部分があるのです。それは、③の自分の複製を行うという部分です。これは、ウイルスは自分自身だけでは自身の複製を作れず、ヒトの体内などに入り込み、ヒトの細胞を利用して自身の複製を作っているのです。この点において、ウイルスが生物と言い切れないため、ウイルスは生物でないと言われています。

ウイルスに抗生物質は効かない?

風邪などでお医者さんに行くと、抗生物質というものを投与されることがあります。これは風邪の細菌などの成長を防止するための薬です。そのため、ウイルス性の症状のインフルエンザなどで抗生物質を飲んでも、症状の緩和にはなりません。プラシーボ効果くらいにはなるかもしれません。

まとめ

ウイルスと細菌では、サイズも構造も全く違います。また、ウイルスは生物と言い切れない構成のため、細菌は生物、ウイルスは生物でないという違いもあります。

抗生物質ってインフルに効かないんだ!と思ったときはびっくりしました。体調悪いときは、ビタミン剤飲んで寝るのが一番って何かで読んだことありますが、やはり症状が重いときは薬をきちんと服用して、直してしまった方が体の負担も少ないですね。

ではでは

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