おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ミッド(@mid_v_lab)です
2022年9月のパッチチューズデイがやってきましたね♪
パッチチューズデイって何!?という方は、下記をご参照ください。
《過去記事》
今回は、下記2点をご紹介します。
- Windows10,11のKB番号とbuild番号
- BitLockerが勝手に発動する不具合が発生
2022年9月14日18:00時点で、SNS等を確認してみましたが大きな不具合等はないようです。
が、②のBitLocker画面が勝手に出てきたという情報もありましたので、BitLockerが勝手に有効化されていないかを確認してから、再起動することをオススメします。
・BitLockerの状態確認コマンド(PowerShellを管理者権限で起動して実行)
manage-bde.exe -status
<実行イメージ>

上記のように、変換状態が「暗号化は完全に解除されています」と出ていれば、BitLockerは無効化されています。
※ちなみに当方のWindows11のノートPCはバッチリBitLockerが有効化されておりましたorz。怖くなったので、回復キーを保存しておきました。(再起動後、BitLockerのログイン画面は出てきませんでした)
Windows10,11のKB番号とbuild番号
今月配布されたセキュリティの累積更新パッチのKB番号と、build番号は下記の通りです。
KB番号はインストール時のチェックに、build番号は適用されているかのチェックにご利用ください。
Windows10
KB番号 | build番号 | |
21H1 | KB5017308 | 19043.2006 |
21H2 | KB5017308 | 19044.2006 |
22H2 | Coming Soon | Coming Soon |
Windows11
KB番号 | build番号 | |
21H2 | KB5017328 | 22000.978 |
22H2 | Coming Soon | Coming Soon |
build番号確認方法
build番号の確認は、下記手順で確認できます。
Windows10:「設定>システム情報>Windowsの仕様」を確認
Windows11:「設定>システム>バージョン情報>Windowsの仕様」を確認
PowerShellを起動して「winver」と入力して実行すると、下記のような画面が出てきますので便利です。(Windows10、Windows11共通)

BitLockerが勝手に発動する不具合が発生
Windows11の8月定例パッチを適用すると、再起動時にBitLockerの認証を求められるという何とも恐ろしい不具合があったそうです。
Windows11のユーザがまだ少なく、BitLockerが有効化されるケースは(体感ですが)ノートPCが多いので、世間的にそこまで騒がれていないと思いますが、もし仕事用に使っているパソコンでBitLockerが勝手に発動したら・・・
BitLockerってなんやねん!って方は、下記の特集が非常に分かりやすくまとめられていたので、一読いただければと思います。
業務で使うノートPCは、紛失のリスクもありますし(BitLocker限らず)ディスクを暗号化するソフトは、セキュリティ上必要不可欠なものです。
意図して有効にして利用しているケースでは、復元に必要なキーもきちんと管理されているケースがほとんどですが、『勝手に』有効化されていて再起動したタイミングでBitLockerが発動されると、キーなどもパソコンのお腹のなかにあり、ほぼ詰みです。
そんな恐ろしい不具合もありますので、「WindowsUpdateする際は不具合情報を確認して、適用するようにしましょう」というのが、この不具合から学ぶべきことなのかなと思います。
人柱になりたいのなら、別ですけど。
私はわりとぶち壊れてもいい覚悟でWindowsUpdate配信日に適用していますが、壊れたら壊れたで凹むとは思います(笑)頑張って復旧させますけど。
その他
今月のパッチ詳細は、下記のマイクロソフトのページをご参照ください。
Windows11の22H2がそろそろ出るそうですね。(来週?)
なんかアップデート名称は22H2から変わるようなことと、公式ではないですけどWindows11は次回の大型アップデートは2024年で、2023年中は小さい機能更新が4回あるという情報を目にしました。
Windows11はBitLockerの不具合がありましたが、Windows10の初期の闇のような状況と比較すると安定はしているのかな?というのが個人的な感想です。
ではでは